企業発で始まる、地域の再生
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地域を再生するための様々な試みが行われています。その多くは、自分たちの地域の現状や未来に危機感を感じた地元住民や自治体が始めたものです。これとは別に、その地域の可能性に気付いた外部の企業が、その知見や視点を活かして再生を試みるという事例が少しずつ増え、成果を出し始めています。もちろん一企業の取り組みである場合、いきなり地域全体を再生するということではなく、ごくごく小さな場所や事業からスタートすることも多いのですが、その影響が地域全体に波及することも少なくありません。そのような企業発の地域再生の事例をもとに、これから新たな地域再生の形を探ります。
登壇者情報
サステナビリティ・プロデューサー
代表取締役/サステナブル経営アドバイザー
東京大学理学部、同大学院で生態学を専攻。博士(理学)。国立環境研究所とマレーシア森林研究所(FRIM)で熱帯林の研究に従事した後に独立。株式会社レスポンスアビリティ代表取締役、一般社団法人 企業と生物多様性イニシアティブ(JBIB)理事・事務局長、一般社団法人日本エシカル推進協議会 理事・副会長。持続可能な調達を中心に、サステナビリティ経営を指導。さらにはそれをブランディングに結びつける総合的なコンサルティングを数多くの企業に対して行っている。2018年からは京都に拠点を置き、地域企業や地域創生にも注力する。環境省をはじめとする中央省庁や京都市等の委員も多数歴任。
サステナビリティ推進部
課長
銀行、民間シンクタンクを経て2008年に三井住友海上に入社して以来、一貫して環境取組を担当。 2016年から持株会社へ出向。2018年度からスタートした中期経営計画では「レジリエントでサステナブルな社会」の創出に向けて SDGsを道しるべとしたCSVをグループで推進する役割を担う。最近は、気候変動の適応と自然資本・生物多様性の領域を中心に取り組む。(文部科学省地球観測推進部会委員、国土交通省グリーンインフラ官民連携プラットフォーム金融部会幹事を務める)
代表取締役社長
1965年東京都生まれ。
1987年4月三菱地所(株)入社。
不動産有効活用部署及び大阪支店でマンション・建売住宅・ビル等の開発を担当後、
(株)三菱地所設計にて長年営業に携わったのち、2019年4月からは物流施設事業部長に着任。
2022年4月よりMEC Industry(株)顧問、同年5月に同社代表取締役に就任。
既存の考え方にとらわれない新たなビジネスモデルとイノベーションで、木造・木質化事業を展開。
鹿児島県湧水町から「木(もく)」を通じた社会課題の解決に挑む。
まちづくり戦略室
室長
1992年竹中工務店入社。企画部門にて再開発や有効活用業務に従事。コンサルタントやシンクタンクへの出向も経ながら、都市を再構築する活動に取り組む。その後、営業部門での開発営業活動を経て、2022年4月からまちづくり戦略室にて、建設会社による地域の社会課題解決に挑戦している。