Day 2
13:30-14:45

ESD(教育)が拓く社会
対話による深い理解と価値ある実践

  • JP
Breakouts

ESDの実践にあたっては「主体的・対話的で深い学び」の視点から不断の学習・指導方法を改善することが重要だとあります。授業改善を学習者を主語とした場合、対話的な学びとは、子ども同士、教職員と、地域の人と、先哲の考えとあります。残念ながら、2019年からのコロナ禍において対話的な学びが分断されてしまいました。

対話的で深い学びの重要性が増している今、ESDの理念に立ち戻りたく、第5回のテーマを上記とし、それぞれの登壇者にご発言いただきたい。

●対話を実践!「子どもと大人がつながって仲間と共に未来へ進め」~対話を~生み出す西田の丘トークの実践

   杉並区立西田小学校 秦さやか/石田まなみ

●「教育現場の声で社会を拓く」

   愛媛県立今治北高等学校 徳永 俊一

●「対話による深い理解と実践」

   東京工科大学 教養学環教授(国際交流・教育改革担当)

     副学長 勝浦 寿美 

登壇者情報

勝浦 寿美
東京工科大学
教養学環
副学長/教授

徳島県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了。
1990年、東京工科大学に着任し、現在は教養学環教授、国際交流・教育改革担当副学長。
専門はヤングアダルト文学の翻訳だったが、現在は国際交流担当副学長として大学の国際化に取り組み、海外プログラムや海外の教育機関との交流プログラムの開発を担っている。本学が国際交流に力を入れ始めた10年前から現在までに、語学研修3プログラム(イギリス・ブライトン、オーストラリア・ゴールドコースト、フィリピン・マニラDLSU)、研修4プログラム(ロサンゼルス、韓国、台湾、シンガポール)、インターンシップ研修(ベトナム・ダナンFPTU)を立ち上げ、多くの学生を派遣している。異言語・異文化・異空間において、学生が深くまた多様な学びをどう獲得するか、多様な人々との交流を通して学生はどう成長するか、どのようなプログラムに学生は関心を示すかなど、課題に直面しつつも仲間の教員と共に、本学が掲げる実学主義教育のグローバル化、海外でも活躍できるコミュニケーション力、語学力を持った学生を生み出すための施策を日々練っている。

徳永 俊一
愛媛県立今治北高等学校
商業科
教諭

独創的な教育方針により、生徒の可能性を引き出し、何もないところから新しい価値を生み出してきた。これまでに全国大会5回優勝。37年間の教育実践をもとに、学校が拠点となった地域コミュニティを再構築し、教育と地域(ビジネス)を融合した新しい社会の実現を目指す。

1988年 第60回選抜高等学校野球大会 優勝 (毎日新聞社,日本高野連)
1999年 商業科 国公立大学合格者数 全国1位 (単独学級)
2011年 高校・高専生!わがまちコンテスト2010 大賞 (全信協)
2018年 四国初の観光甲子園日本一に輝き,観光庁長官賞,四国中央市長賞,愛顔のえひめ賞を次々と受賞。
2019年 全国初の高校生発インバウンド盆栽ツアー商品化。
2020年 内閣官房(首相官邸)と農林水産省より『ディスカバー農山漁村(むら)の宝』(第7回選定)授与。文部科学大臣優秀教職員表彰(教職員組織)受賞。

2024年 世界遺産検定の最高峰『世界遺産マイスター』認定。(世界遺産アカデミー)

秦 さやか
杉並区立西田小学校
5年生担任、研究主任

公立小学校教員。開発教育ファシリテーター。
北海道大学教育学部で国際理解教育を、筑波大学大学院環境科学研究科で環境教育の基礎を身に付ける。
学校教育におけるESDがライフワークであり、途上国での実体験をベースとして、地域やNPO団体、大学、JICAなどとコラボした実践を重ねてきた。専門は国際理解教育(多言語多文化教育)、環境教育、開発教育。目下の問題意識は、社会参画・社会変容に携われる子どもの育成、未来に向かうまちづくりへの子ども参加にある。

石田 まなみ
杉並区立西田小学校
教諭

公立小学校教員として勤務し、ユネスコスクールの推進リーダーを務めている。JICAの青年海外協力隊として、ニカラグアとドミニカ共和国の教員養成大学や学校現場で活動する中で教育の価値を改めて実感した。日本の教育現場に戻ってからは外国にルーツをもつ子やその教育の環境、共生教育、地域の人材活用や開かれた学校づくりに興味をもっている。

岡山 慶子 【Facilitator】
株式会社朝日エル
会長

一般財団法人KODAMA国際教育財団理事、社会福祉法人共生会SHOWA評議員、学校法人片柳学園理事、NPO法人日本持続発展教育(ESD)推進フォーラム理事、ほか。

1986年に誰もが生き生きと活躍できる社会をつくるために㈱朝日エルを設立。社会貢献とビジネスの融合をめざす。1990年代には「サステナビリティ」の理念に着目し、その実現を実践していた米国ミシガン州グランドラピッズ市と2000年に連携。その後、朝日エルの経営方針をサステナブル社会の担い手となることを宣言。保健・医療、教育、福祉などの分野で提言と活動を続けている。

2003年に日本でニュートリション・ウィークを開始。その年にニュートリション運動推進会議を設立して栄養と食に関する専門家のネットワークをつくる。

その後、子どもの栄養、がんと栄養、農福食連携、障害のある人の食、食文化などをテーマとして、目の前にある食と栄養に関する社会課題に取り組む。

東京栄養サミット2021を契機に始まった「ラオス人民民主主義共和国の栄養改善プロジェクト」に参画。

主な編著書は「ゆりかごからゆりかごへ入門」(日本経済新聞社)、「女たちのすごいマーケティング13の法則」(中経出版)、「サステナブルなものづくり」(人間と歴史社)、「野菜の食べ方・選び方」(彩流社)、「患者の心を誰がみるのか」(岩崎学術出版社)