「子どものウェルビーイング」を意識できる社会へ ~企業・NPO・教育現場、ともに考える今と未来~
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ポストSDGsのキーワードとも言われ、あちこちで聞かれるようになった「ウェルビーイング(Well-being)」。社会全体でウェルビーイングの実現が求められている昨今、企業やNPOはどのような方向性を示し、取り組んでいくべきであろうか。
日本の子どもたちは精神的な幸福や自己肯定感が低いと言われており、「子どものウェルビーイング」に社会からの注目が集まっている。
このセッションでは、「よく生きる(Well-being)」を掲げて30年以上の歴史を持つベネッセの「ベネッセ ウェルビーイングLab」と、子どもの居場所づくりに取り組む特定非営利活動法人「放課後NPOアフタースクール」に、活動を通じて見えてきたことなどを伺う。
さらに教職員の経験を持つパネリストも交え、日本におけるウェルビーイングの課題、多様な接点での子どもとの接し方や、未来に向けた視点など、「子どものウェルビーイング」をともに考える場を提供し、皆様と次なる一歩を踏み出すことを目指したい。
登壇者情報
アカデミック・プロデューサー
駒澤大学 経営学部 市場戦略学科 教授
駒澤大学経営学部市場戦略学科教授。1997年 慶應義塾大学大学院博士課程単位取得。山梨学院大学商学部教授、University of Southern California Marshall School 客員研究員を歴任。多くの企業の新規事業の立ち上げやブランド構築に携わる。地方創生にも関わり、山梨県産業振興ビジョン策定委員、NPOやまなしサイクルプロジェクト理事長。人財育成として、私立大学情報教育協会FD/ICT活用研究会委員、経産省第1回社会人基礎力大賞を指導。やまなし大使。
サステナビリティ推進本部
常務執行役員
出版部などを経て、86年社内で出産休暇取得・復帰第1号となる。復帰後の93年に現・こどもちゃれんじの立ち上げに参加。97年の統括部長に着任後は 「二児の母」 としての経験を活かして、映像教材や生活習慣の学びを導入するなどの改革を進めた。13年にCHO(最高人事責任者)となり、男性の育休取得などの施策も推進。22年からESG・サステナビリティ推進本部長に就任し、社会に向けて 「よく生きる(ウェルビーイング)」 を発信している。
代表理事
1996年に株式会社丸井入社。長女の誕生をきっかけに、放課後NPOアフタースクールを開始し、21校のアフタースクールの開校に携わる。 2019年新渡戸文化学園理事長就任。日本のモデルとなる未来の学校づくりに挑む。 2013~2019年、文部科学省中央教育審議会委員。2017年より渋谷区教育委員。
教育イノベーションセンター
研究員
庄子寛之(しょうじ ひろゆき)
ベネッセ教育総合研究所 (元・東京都公立小学校 指導教諭)
東京学芸大学大学院教育心理学部臨床心理学科修了。専門は道徳。公立小学校教員を20年近く務めた後、現職。現在は学校や自治体を支援するために全国各地で教員研修や保護者向けセミナーを行っている。 「子どもがのびる「待ち上手」な親の習慣」(青春出版社)など著書多数。