Day 1
13:45-15:00

「ビジネスと人権」、転換期の新たな挑戦

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Breakouts

昨今、「ビジネスにおける人権尊重」の重要性が国内でも一挙に認知され、大きな転換期を迎えつつあります。
企業には、バリューチェーン上での人権侵害を防ぐ「守り」の対応としての「人権デューディリジェンス」に加え、事業・ビジネスを通じて社会の人権課題を解決する「攻め」の取り組みも期待され始めているのが現状です。
企業の「守り/攻め」両面の取り組み事例を共有しながら、この転換期を好機として、日本企業の人権対応をさらに進化させるヒントを探ります。

登壇者情報

矢守 亜夕美 【Facilitator】
株式会社オウルズコンサルティンググループ
プリンシパル

A.T. カーニー(戦略コンサルティング)、Google、スタートアップ等を経て現職。東京大学法学部(公法コース)卒。
現職では「ビジネスと人権」チームのリードを務め、企業における人権・サステナビリティ対応支援を専門とする。
著書に『すべての企業人のための ビジネスと人権入門』(共著: 日経BP社)がある他、日本経済新聞、読売新聞、時事通信、CBCテレビなど、人権・社会課題に関するコメント掲載多数。
経済産業省/中小企業庁「ビジネスと人権」セミナー講師(2021年)、東京都人権プラザ主催「サステナビリティと人権」セミナー講師(2022年)、サステナブル・ブランド国際会議(2023年)等、登壇実績多数。
労働・人権分野の国際規格「SA8000」基礎監査人コース修了。
ISO30414(人的資本情報開示)リードコンサルタント/アセッサー。

菊地 明重
株式会社リクルート
サステナビリティ推進室
室長

1989年お茶の水女子大学文教育学部を卒業、株式会社リクルート宣伝企画部に入社。以降、マーケティングおよびリサーチ分野中心に従事。
2011年同社宣伝部部長、ICTソリューション部部長を経て、2015年株式会社リクルートコミュニケーションズ執行役員に就任し、第二制作局長、経営企画室長を歴任。2017年にリクルートホールディングスのPR部長として全社の広報を担当しながら株式会社リクルートのサステナビリティ室長を兼務。2020年より現職に専念し、環境や人権・非営利活動など幅広くサステナビリティ活動の推進に尽力している。英国CMI認定サステナビリティプラクティショナー。CSRエキスパート。社会福祉士。神奈川県社会的養育推進計画改定に係る自立支援ワーキンググループメンバー。

向井 芳昌
日本たばこ産業株式会社
サステナビリティマネジメント部長

1992年、日本たばこ産業株式会社へ入社。
大津営業所、枚方営業所勤務の後、1996年より約10年間、本社で広報・開示関連業務に従事。
2009年から約4年間、JT International Internal Audit(オランダ) に赴任。
帰国後、飲料事業部企画部長、経営企画部部長などを経て、2019年より新設されたサステナビリティマネジメント部長に就任。
JTグループのサステナビリティに関する戦略策定・実行を担っている。

講演履歴
・2019年 BUREAU VERITAS社 「SDGsに対応した企業のサステナビリティ対応2019」
・2020年 大学コンソーシアム京都&国連大学SDG企業戦略フォーラム共催「企業が取り組むSDGs」
・2023年 朝日新聞社 「朝日地球会議2023ビジネスと人権 ~つながる世界、つなげる責任~」
・2023年 日経SDGs Festival 「人権尊重のこれまでとこれから」

吉川 美奈子
株式会社アシックス
エグゼクティブアドバイザー

ドイツ銀行、P&Gを経て、2011年からアシックスCSR部長として、組織体制とサステナビリティ戦略のグローバル化を推進。グローバル広報室長、D&Iやリスクマネジメント体制の立ち上げをリード後、2021年からサステナビリティ統括部長。全社を牽引して実現したCO₂排出量世界最少スニーカ―の発売はグローバルで大きな話題となり、2023年気候変動アクション環境大臣表彰およびジャパンタイムズ主催(経済産業省、環境省、金融庁後援)の Sustainable Japan Award 2023 最優秀賞受賞に貢献。2024年から現職。JETRO外部評価委員。

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