[Lunch Session] 社会課題を起点としたイノベーションの創出
~成功事例から学ぶ社会的価値と経済的価値の両立のポイント~
- JP
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サステナビリティ/社会課題解決は近年企業にとっての重要な経営アジェンダとなっているが、統合報告書を始めとした「開示対応」や企業価値の毀損を未然に防ぐ「リスクマネジメント」の観点で語られることが多いのが現状である。一方で、サステナビリティ/社会課題解決は、企業にとって新たな競争優位性やビジネスチャンスを見出す「機会」としての側面を持ち合わせている。
本セッションではこの「機会」の側面に着目することで、社会課題を起点としたイノベーションを創出する際の難所、すなわち社会的価値と経済的価値がトレードオフとなりがちな難しさに対してどのように事業開発を進めていくべきかについて、実際に成功事例を推進しているキーパーソンの実体験を通じて、そのポイントを議論していく。
登壇者情報
戦略ビジネスユニット 兼 サステナビリティユニット
シニアマネージャー
アビームコンサルティングで10年以上にわたり、企業・官公庁・NPO/NGOなどの幅広いセクターのコンサルティングに従事。CXOや事業リーダーなどを対象に成長戦略策定・新規事業立ち上げ・マーケティング/CX・経営企画など企業のトップライン向上に関わるテーマを中心に、戦略の策定から実行まで経営改革全般に関わるコンサルティングを多数経験。最近では、企業の社会的価値と経済的価値の融合に向けた変革(Sustainability Transformation)の支援も多数実施。
また、自社のサステナビリティ組織の立ち上げにも関わり、組織ビジョン策定・マテリアリティ特定・価値創造ストーリー策定に始まり、環境・社会に関するプロボノ活動など自社の様々な取り組みの立ち上げ・実施にも関わる。
社外では、京都大学経営管理大学院や日経ビジネススクールにおいて社会イノベーションに関する講義を実施するなど、企業の社会的価値と経済的価値を融合させた事業を創出するための理論と実践に関する活動を推進。
経営戦略部
経営改革推進アドバイザー
大学卒業後、外資系戦略コンサルティング会社で20年勤務、後半10年は製造業及びエネルギー業界担当パートナーとしてクライアントの新規事業・イノベーション戦略を支援。2008年自ら戦略コンサルティング会社を起業、技術等他の専門コンサルタントと幅広く協業しながら企業の成長戦略を支援。その傍ら複数のスタートアップ企業のマネジメントを歴任。2014年からPwCコンサルティング合同会社戦略コンサルティングチームに参画。自動車業界担当パートナーとして、会計・IT・M&A・税務などの他分野専門チームと協業。2018年1月ヤマハ発動機株式会社入社。2019年フェローに就任。ヤマハ発動機グループにおける新事業とベンチャー投資を統括。社会課題解決を新事業開発の軸にすえ、インド・アフリカのスタートアップ企業との連携により多くの新事業を推進。その中で、2021年インドにMoto Business Service India Pvt. Ltdを設立、Managing Directorとして新会社を一から立ち上げ。2023年より本社にもどり全社の経営改革推進を担当。カリフォルニア大学バークレー校MBA。
本社
代表理事
精神保健福祉士・職場適応援助者(ジョブコーチ)
二輪メーカーにおいてモータースポーツに従事し自らもレースに参戦。その後、教育・福祉分野の専門職を経て、2011年3月、こころの病を持つ人たちの就労・就学支援を行うNPO法人Switchを設立し、主に精神障害者や発達障害者の就労支援を行ってきた。その活動を通じ、障害者に限らず社会には多様な就労困難な方々が存在することを知り、2016年に「Social firm」を理念とした社会的企業を目指し、一般社団法人イシノマキ・ファームを設立。ホップ栽培を中心とした農業や、2022年7月に自社醸造所(ISHINOMAKI HOP WORKS)を創設、クラフトビールの製造販売も行ない、就労困難者の雇用創出を促進している。現在は、2022年より日本郵政ローカル共創イニシアティブでのソーシャルファームによる共創事業を構築中、地域における社会的価値と経済的価値のエコシステムを目指していく。