BS1-32
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Regenerativeな食文化・食生活の”過去・今・未来”を考える
今日、食材がグローバルに流通される一方で、スローフード、地産地消、サステナビリティ…といった各地の固有の風土に根差した食文化の再検討も始まっている。食文化・食生活の”過去・今・未来”を通底して捉えることで、参加者個々人がどのような分岐点に立ち、未来の食生活をどのように編集していくべきかを考える。
登壇者情報
アカデミックプロデューサー
経営学部 市場戦略学科
教授
駒澤大学経営学部市場戦略学科教授。1997年 慶應義塾大学大学院博士課程単位取得。山梨学院大学商学部教授、University of Southern California Marshall School 客員研究員を歴任。多くの企業の新規事業の立ち上げやブランド構築に携わる。地方創生にも関わり、山梨県産業振興ビジョン策定委員、NPOやまなしサイクルプロジェクト理事長。人財育成として、私立大学情報教育協会FD/ICT活用研究会委員、経産省第1回社会人基礎力大賞を指導。やまなし大使。
Global Branding / Concept
ブランディングディレクター
大学卒業後、アパレル業界や営業職を経験したのち、シンガポールの飲食系企業へ転職。その後、ベトナムのPizza 4P’sにて店舗開発、新規事業、マーケティングなどを担当。2021年にはPizza 4P’sカンボジアの代表としてゼロ・ウェイストレストランの立ち上げを主導。その後、日本やインドネシアなど各国での新規店舗立ち上げやディレクションを経て、現在グローバルでのブランディングディレクターとしてコンセプト立案やデザイン、クリエイティブ、PRを担当。今年からアメリカ、ニューヨークのプロジェクトも兼任する。
代表理事
1991年川崎重工入社、工場管理部にて人事・総務、採用、教育、給与、労使交渉、労働安全衛生など幅広い業務を担当後、環境ビジネスに関する新規事業会社の立ち上げ。2007年に渡英。イーストアングリア大学環境科学修士、ランカスター大学MBA修了。日本と欧州のサステナビリティの懸け橋となることを目指し、2010年に英国でSustainavision Ltd.を設立。ロンドンを拠点に、日本企業向けのサステナビリティ研修や関連リサーチを提供している。さらに2012年からは、「英国CMI認定サステナビリティ(ESG)プラクティショナー資格講習」を日本で定期開催。2018年3月には、一般社団法人日本サステイナブル・レストラン協会を日本に設立。直近では、農林水産省傘下のWTで『シェフズ・サステナビリティ・マニフェスト』を発行し、日本における料理人・シェフのサステナビリティ推進を後押しし、消費者・生活者の行動変容につなげる活動を行っている。Global Sustainability Tourism Council(GSTC)アドバイザー、農林水産省フードテック官民協議会サステナブルレストラン推進WT座長
百姓
横田農場は、埼玉県小川町の南、青山地区で1990年に有機農業を始めました。農薬や化学肥料を使わないという手段ではなく、❝この地で農業を100年続けるためにはどうしたらよいだろう?❞という問いを根底に据え、農業に取り組んでいます。
私たちは今、農業に係わるエネルギーや肥料、農薬、種子に至るまで、ほぼすべてを輸入に頼っています。大量消費を支えるための生産活動は、地域に在った文化を置き去りにしてしまいました。必要があったとはいえ、私たちが過去に置き忘れたものこそ、限られた自然と共存するための知恵であり、地域に根付いた食文化でした。
当農場の野菜は、風土を表現することを大切にしています。そのために、地域に在った在来種や食文化を受け継ぐこと、そして地域にもともとなかった野菜であっても、自家採種を繰り返すことでその土地の風土を種に刻み、小川町の在来種を今から作ろうとしています。
上書きではなく、文化を再編集すること。今まで私たちの受け継いできた文化とルーツの上に、新しいモノゴトを載せてみよう。それが、次の100年を切り開く道だと思っています。