BS1-24
Day 1
15:30-16:45
  • JP/EN
Breakouts

「真に実効性ある人権デューディリジェンス」を考える

欧州では企業に人権・環境デューディリジェンスを義務づける指令(CSDDD)が発効するなど、企業に人権尊重を求める潮流は年々加速しています。
国内でも人権デューディリジェンスに本腰を入れる企業が急増していますが、表面的な取り組みに留まることなく「いかに実効性を持たせ、本質的な人権尊重に繋げられるか」が重要な問いとなっています。
特に対応の難易度が高く、企業の悩みの種になりやすいのはサプライチェーン上の人権リスクへの対応です。
本セッションでは、サプライチェーン上の人権リスクの予防・是正に注力してきた日本企業や関連サービサーを招き、取り組み事例から得られる学びを踏まえながら、「真に実効性ある人権デューディリジェンス」の在り方を探ります。

登壇者情報

Facilitator
大久保 明日奈
株式会社オウルズコンサルティンググループ
プリンシパル

金融機関、ITアドバイザリーファーム、デロイト トーマツ コンサルティングを経て現職。慶應義塾大学経済学部卒業。英国University College London都市開発経済学修士課程修了。
サステナビリティ戦略を中心とするプロジェクトを多数担当。マテリアリティ特定、「ビジネスと人権」、環境政策(脱炭素、サーキュラーエコノミー等)、非財務情報開示など、サステナビリティ分野における広範なテーマに対する知見を有する。
著書に『すべての企業人のためのビジネスと人権入門』(共著: 日経BP社)、 『エシカル白書2022-2023』(共著:山川出版社)がある他、サステナビリティ分野の寄稿や講演、インタビュー掲載実績多数。
経済産業省/中小企業庁主催「ビジネスと人権」セミナー(2021年)講師。
労働・人権分野の国際規格「SA8000」基礎監査人コース修了。
ISO30414(人的資本情報開示)リードコンサルタント/アセッサー。
一般社団法人エシカル協会理事。

相澤 麻希子
花王株式会社
ESG部門ESG戦略部
マネジャー

大学卒業後、2社を経て2007年に花王株式会社に入社。社会貢献活動担当として複数の自社プログラム運営を担った後、2017年にESG部門の前身となるサステナビリティ推進部に異動し、引き続きCSR活動を担当。現在、ESG部門ESG戦略部にて人権尊重の取り組みを担当している。

ジョイス・チャウ
amfori
Director APAC

2011年6月、amforiのアジア パシフィックの国々の代表として就任。役割は、ビジネス・ソーシャル・コンプライアンス(amfori BSCI)、環境パフォーマンス(amfori BEPI)、品質管理(amfori QMI)、責任ある貿易政策などのサステナビリティ・サービスを通じて、責任ある貿易の促進に取り組むことです。
2019年1月以降、APACディレクターとしてAPACチームを率い、オーストラリア、アジア パシフィック、バングラデシュ、インド、トルコに直接拠点を構えながら、同地域におけるオープンで持続可能な貿易の推進に尽力しています。
約30年にわたるキャリアの中で、パブリック・アフェアーズ、ステークホルダーおよびメディア・リレーションズ、危機管理、サステナビリティ、CSR、サプライチェーンに関連する課題管理の分野を経験。
amforiに入社する以前は、HSBCのAPACコーポレート・サステナビリティ・オフィスのシニア・バイス・プレジデント、デル・チャイナのコーポレート・コミュニケーション・ディレクターを務めました。また、香港特別行政区政府のイノベーション・アンド・テクノロジー・コミッション(創新科技署)、香港空港管理局(HK Airport Authority)、GS1でも勤務した経験を持ちます。
コミュニケーション学の学士号(BSoSc)および翻訳学の修士号(MA)を取得。

津末 浩治
イオン株式会社
責任者 リスクマネジメント担当

1987年 3月 大分ジャスコ(株)(現イオン九州(株))入社
2002年 11月 イオン(株) コーポレートコミュニケーション部
2013年 7月 同社 総務部長
2017年 3月 同社 総務部長 兼 法務部長
2021年 3月 同社 リスクマネジメント統括部長
2024年 3月 同社 責任者 リスクマネジメント担当(現任)

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