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フードテックが挑む社会課題 ─ 持続可能な生産・流通・管理
環境変化、人口増加、資源の制約といった社会課題が深刻化する中、フードテックは生産性向上や流通の最適化、持続可能な資源活用を通じて、食の未来を形作る重要な要素となっています。本セッションでは、養殖・畜産・木資源、そして生産・流通・管理における最新技術が、それぞれの産業の課題解決にどのように貢献しているのかを議論します。
ソフトバンクは、デジタル技術を活用して養殖・畜産の生産効率向上と品質の可視化を推進し、デンソーは生産・流通・管理の最適化を実現する先端技術を提供しています。また、日本製紙は木資源を活用した新しい飼料や食品添加物の開発を進め、循環型フードシステムの構築に貢献しています。各企業のアプローチは異なりますが、共通するのは、持続可能な食システムの確立に向けた革新です。
さらに、データ活用、オートメーション、バイオテクノロジーなどの先端技術が、サプライチェーン全体にどのようなインパクトをもたらすのかを探り、業界の変革をリードするための視座を提供します。フードテックがもたらす新たなビジネス機会と市場の可能性について考える場として、ぜひご参加ください。
登壇者情報

代表取締役社長

食料安全保障・フードテックの専門家として、農林水産省のフードテックラボ製作委員会会長やビジネスコンテスト審査員長を務め、次世代フードビジネスの推進に尽力。農林水産省の食品産業検討会委員や農林水産政策研究所客員研究員として食の持続可能性や地域課題に取り組む。麗澤大学や明治大学の客員職を歴任し、企業コンサルティングでは事業戦略やM&A、資金調達を支援し30件以上のプロジェクトを成功に導く。ラジオNIKKEI『ソウミラ』、JOYFM『畜産王国みやざき』、FM愛媛『EFI RADIO』など複数の番組でメインパーソナリティを務め、情報発信にも注力。著書『ひとり会社で6億稼ぐ仕事術』では実践的ノウハウを提供し、業界をリードする存在として活躍。

IT統括IT&アーキテクト本部 アドバンスドテクノロジー推進室
室長

システムエンジニアとして、SI企業でキャリアをスタート。
2005年からソフトバンクのグループ企業に参画し、 2008年からはアリババ株式会社(Alibaba.com Japan Co., Ltd.)で CISO(最高情報セキュリティ責任者) 兼 情報システム部長を歴任。
2012年よりソフトバンク株式会社にて、並列処理アルゴリズムや コンピュータグラフィックスの研究チームの責任者として先端テクノロジーの研究開発に従事。
最近では、第1次産業のスマート化に向けた研究開発に注力して活動している。

バイオマスマテリアル・コミュニケーションセンター
センター長代理

新卒で日本製紙に入社。仕入れ、法人営業、広報、海外駐在、海外営業などのさまざまな部署を経験。
日本製紙が力を入れるバイオリファイナリー構想において、木を余すことなく使う製品のマーケティングやブランディングに取り組む。
日本製紙初の女性海外駐在員に選ばれたバイタリティーで、今まで製紙会社にはなかった施策を次々取り込み「セレンピア」や「元気森森」の認知拡大に向け日々奮闘中。