BS2-33
Day2
17:15-18:30
  • JP
Breakouts

フードテックが挑む社会課題 ─ 持続可能な生産・流通・管理

世界の食料供給は、人口増加や環境変化、資源の制約といった複雑な課題に直面しています。こうした状況下で、フードテックは生産・流通・管理の各領域で変革をもたらし、持続可能なフードシステムの構築に向けた鍵となっています。本セッションでは、業界をリードする企業の取り組みをもとに、フードテックがどのように食の未来を再定義し、ビジネスに新たな価値を創出するのかを探ります。
ソフトバンクは、AI・データ活用による畜産・養殖の最適化を推進し、サプライチェーンの可視化と生産性向上を実現します。日本製紙は、木資源由来の飼料「元気森森」や食品添加物「セレンピア」を通じ、資源循環型の新たな食品産業モデルを構築。デンソーは、スマート農業技術と高度な食流通ソリューションを組み合わせ、フードバリューチェーン全体の効率化と安定化を実現しています。
本セッションでは、これらのテクノロジーが市場環境に与える影響、持続可能なフードシステムの実装に向けた戦略、データと自動化の活用がもたらす競争優位性、企業間コラボレーションによる業界変革の可能性について議論します。フードテックがもたらす次の成長機会を見極め、持続可能なビジネスの未来を共に構築する場として、ぜひご参加ください。

登壇者情報

Facilitator
大野 泰敬
株式会社スペックホルダー
代表取締役社長

食料安全保障・フードテックの専門家として、農林水産省のフードテックラボ製作委員会会長やビジネスコンテスト審査員長を務め、次世代フードビジネスの推進に尽力。農林水産省の食品産業検討会委員や農林水産政策研究所客員研究員として食の持続可能性や地域課題に取り組む。麗澤大学や明治大学の客員職を歴任し、企業コンサルティングでは事業戦略やM&A、資金調達を支援し30件以上のプロジェクトを成功に導く。ラジオNIKKEI『ソウミラ』、JOYFM『畜産王国みやざき』、FM愛媛『EFI RADIO』など複数の番組でメインパーソナリティを務め、情報発信にも注力。著書『ひとり会社で6億稼ぐ仕事術』では実践的ノウハウを提供し、業界をリードする存在として活躍。

大原 忠裕
株式会社デンソー
フードバリューチェーン事業推進部
事業部長

1979年新潟県新津市(現新潟市)生まれ。1998年新津高校卒業。
2004年九州大学大学院総合理工学府修士課程修了後、株式会社デンソーに入社。
入社以来、新事業領域の技術開発、事業開発に従事。
2020年からアグリ事業部門に移り、工業化技術を活用した農場の工場化を技術企画として推進。2021年から事業室長、2024年1月から現職。

須田 和人
ソフトバンク株式会社
IT統括IT&アーキテクト本部  アドバンスドテクノロジー推進室
室長

システムエンジニアとして、SI企業でキャリアをスタート。
2005年からソフトバンクのグループ企業に参画し、 2008年からはアリババ株式会社(Alibaba.com Japan Co., Ltd.)で CISO(最高情報セキュリティ責任者) 兼 情報システム部長を歴任。

2012年よりソフトバンク株式会社にて、並列処理アルゴリズムや コンピュータグラフィックスの研究チームの責任者として先端テクノロジーの研究開発に従事。

最近では、第1次産業のスマート化に向けた研究開発に注力して活動している。

針谷 綾子
日本製紙株式会社
バイオマスマテリアル・コミュニケーションセンター
センター長代理

新卒で日本製紙に入社。仕入れ、法人営業、広報、海外駐在、海外営業などのさまざまな部署を経験。
日本製紙が力を入れるバイオリファイナリー構想において、木を余すことなく使う製品のマーケティングやブランディングに取り組む。
日本製紙初の女性海外駐在員に選ばれたバイタリティーで、今まで製紙会社にはなかった施策を次々取り込み「セレンピア」や「元気森森」の認知拡大に向け日々奮闘中。

関連セッション

SB'25 TOKYO-Marunouchi

参加登録受付中