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食とエネルギーの自給への挑戦と豊かな地方再生
地方は都市部に比べて悲観的な未来が予想されることが多いが、都市部で絶対にできないことが食とエネルギーの自給である。これに挑戦する地域を紹介することで、そこから見える豊かな地方の未来の絵は、どのようなものなのかを議論する。
登壇者情報
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上廣環境日本学センター
センター長・特任教授
吉川成美(農業経済学博士)、総合地球環境学研究所(RINH)上廣日本環境研究センター長、特任教授。広島県立大学大学院経営管理研究科教授。日本からアジア各国の「参加し合える農と食」「地域資源マネジメント」が専門。近年は「文化から環境を考える」フィールドワーク、ワークショップファシリテーションなどの環境教育プログラムをデザインを手掛ける。
主な出版物に、『クライメート・チェンジー新しい環境倫理の洞察と対話』(2018年)、『共生主義、経済成長なき時代をどう生きるか』(2017年)、および『中国の森林再生ー社会主義と資本主義を超えて』(2016年)など。
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代表取締役
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早稲田大学法学部卒業。
PwCアドバイザリー事業再生部門にて幅広くコン サルティングプロジェクトを経験。専門テーマは脱炭素、農林水産業・食品関連、新規事業創出、海外進出支援など。
YCP Solidianceではシンガポールオフィス代表パートナーを務め、コンサルティングとプリンシパル・インベストメントを行うオフィスの代表として、主に日本企業の海外進出や現地ビジネスの拡大に取り組んだ。
2022年に株式会社フェイガーを設立後は、代表として日本及びアジアの脱炭素社会の推進と、農業の収益向上・持続可能性に取り組んでいる。
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サステナビリティストラテジスト
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持続可能な食システムにおける豊富な経験を持つネマニは、大分県の農業部門で地域に根ざした活動を展開してきました。直売所の運営管理、地域の食のネットワーク構築、そしてコミュニティ活動のコーディネートに携わってきました。製品開発、事業管理、そして生産者と消費者の関係構築など、実践的な経験を積んできました。
現在はファブリック株式会社のサステナビリティ・ストラテジストとして、戦略的デザインアプローチとサステナビリティフレームワークを組み合わせ、企業の持続可能なビジネス実践の開発を支援しています。また、日本スローフード協会と協力して、持続可能な食システムに関する教育プログラムの設計も手がけています。
イノベーションと戦略的思考を通じて、環境から生産者、消費者まで、すべてのステークホルダーに利益をもたらし、地域社会を強化する再生可能な食システムの創造を目指しています。
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代表
1948年 山形県高畠町生まれ。高校卒業後農業従事。1973年 高畠町有機農業研究会設立に参画。 以来今日まで 米、野菜、豆類の有機栽培を実践。1984年から旧高畠町農協、合併後の現山形おきたま農協理事。8期24年間理事職。2014年 一般社団法人置賜自給圏推進機構設立に参画し現在は共同代表。