BS1-33
Day 1
17:15-18:30
  • JP
Breakouts

デザイン思考で拓くサステナブル・ライフ

社会課題解決に向け、企業は従来の機能重視やマーケティング起点のアプローチから、生活者視点に基づく新たな解決策を模索しています。ここ数年、TVCMやSNS広告などを通じ事業会社は生活者への積極的なアプローチを展開してきましたが、広まる情報や概念が実際の暮らしにどこまで浸透しているかは疑問が残ります。そもそもデザイン思考とは、ユーザーの立場に立ち、問題の本質を捉えつつ多様な視点からアイデアを創出する手法を指します。
本セッションでは、事業会社リーダー、デザイン部門リーダー、クリエイティブディレクターの3つの視点から、いま企業が取り組むべき課題と生活者が求める価値について議論します。各社事例を踏まえ、プロダクト起点のマーケティングから脱却し、持続可能な未来実現に向けたデザイン思考の有効性を検証し、新規事業開発やチームビルディングへの示唆を提供することを目指します。

登壇者情報

Facilitator
高島 太士
Brands for Good
コミュニケーションプロデューサー
一般社団法人 NEWHERO
代表

クリエーターの目線から社会課題解決にアプローチするために、ソーシャルアクティビストとクリエーターのコラボレーションが自発的に発生する事を目的とした、オンラインコミュニティを主宰している。映像演出家としてはソーシャルグッドに特化しており、国内はもとより海外広告祭での受賞も多数。長年にわたり培った広告業界での表現手法やアイデアで社会課題解決のヒントを導き、人の心に届くストーリーを多く生み出すことに時間を費やしている。NEWHEROの設立とともに、広告とジャーナリズムの両方の視点から社会課題に向き合う表現者を、ドキュメンタリストと名付けた。

伊藤 裕平
地球中心デザイン研究所
Chief Design Officer

廃棄貝殻と廃棄プラを活用した環境負荷の低いヘルメット「HOTAMET」(海外名はSHELLMET)の企画立案・デザイン開発をリードするなど、広告の領域を拡張する仕事を生み出し続けている。

主な受賞に、Cannes Lionsデザイン部門GOLD、Clio Healthグランプリ、NY ADC最高賞、東京ADC賞、ACC賞 デザイン部門グランプリ、2020年クリエイター・オ ブ・ザ・イヤー メダリストなど国内外で受賞多数。Campaign Brief Asia 2022のクリエイターランキング1位。Campaign誌の2021Japan Creative Person of The Year に選出。

高野 雅彰
株式会社DG TAKANO
代表取締役社長

2009年、節水ノズル「Bubble90」を開発し「超モノづくり部品大賞」を受賞。翌2010年に法人化し、短期間で業界を代表する企業へと成長を遂げた。2019年には日経ビジネス「世界を動かす日本人50」に選出。2023年にはForbes Japan「ChatGPT後の日本の勝ち方10」にも選ばれ、デザイン経営戦略が注目を集めている。

また「meliordesign」シリーズを展開し、「マーケター・オブ・ザ・イヤー」および「省エネ大賞」を受賞。2024年には「Red Dot Design Award」を受賞し、環境技術分野で国際的な評価を得ている。

現在はサウジアラビアの未来都市開発プロジェクトに参画し、資源循環型インフラ構築にも取り組んでいる。

DG TAKANOは革新性と社会貢献性を兼ね備えたグローバル企業として成長を続けている。

中尾 洋子
パナソニック株式会社
デザイン本部 トランスフォーメーションデザインセンター DEIデザインユニット
ユニットリーダー

2005年からパナソニックで家電製品を中心にユニバーサルデザイン(UD)製品開発、推進を担当。 2012年からはパナソニックグループのUD推進事務局として、幅広い事業領域での開発を支援すると共に、社内外への情報発信や講演を通じて、UD理念の普及にも注力。2023年からはパナソニックグループのインクルーシブデザイン推進をリードし、グループ規定の策定や社内研修の実施、モノづくりの現場での実践を支援するツールの制作など、敷衍に努めている。2017年にパナソニックのUDコミュニケーションでIAUDアウォード大賞、2024年にパナソニックのインクルーシブデザインの取り組みでIAUD国際デザイン賞大賞受賞。

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